WinBeやる気スイッチコラム
小学生の英語の勉強法!自宅学習の方法や押さえておきたいポイントとは
更新日:2023.06.26
公開日:2023.06.26
社会のグローバル化が進むにつれて、小学生に要求される英語力も高まっています。もちろん学校でも教わりますが、それ以外にも英語学習の機会を持つことが望ましいでしょう。特に自宅で取り組めるようにすると、継続的なレベルアップが期待できます。本記事では、その具体的な方法を紹介し、小学生が勉強する際のポイントも解説します。
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更新日:2023.06.26
公開日:2023.06.26
社会のグローバル化が進むにつれて、小学生に要求される英語力も高まっています。もちろん学校でも教わりますが、それ以外にも英語学習の機会を持つことが望ましいでしょう。特に自宅で取り組めるようにすると、継続的なレベルアップが期待できます。本記事では、その具体的な方法を紹介し、小学生が勉強する際のポイントも解説します。
学習指導要領が改訂され、子どもたちの英語教育は大きく変わりました。具体的にどのような変化が起こったのか以下に詳しく紹介します。
2020年以降、英語を学び始める時期が小学3年に引き下げられました。ですが、小学校3~4年生では授業時間は年間で35時間で、1カ月に換算すると3時間に満たない程度。算数や国語ほど日常的に授業が行われるわけではありません。また、算数や国語とは違ってテストもなく、成績をつけられることもありません。英語が正式な教科として扱われるのは小学5年生からです。本格的に英語の授業がスタートし、他の教科と同様に成績をつけられるようになります。年間授業時間は小学3~4年生の2倍にあたる70時間です。英語に触れることが目的の授業とは異なり、中学校以降のカリキュラムを見据えた導入教育の位置づけとなっています。
中学と高校で教える英語の内容は、これまでより実用性を意識したものとなります。学問として修めるだけではなく、グローバル社会で活躍できる人材になることを目指しています。その中で、「話す」ことが重視され、定期テストにもスピーキングテストを導入するケースが増えました。普段の授業でも英会話の時間を積極的に確保しており、筆記とリスニングを主軸とする以前のスタイルとは大きな違いがあります。その変化は高校入試や大学入試にも表れており、「書く」「読む」「聞く」「話す」の4技能を測れるテストや検定の利用が多くなりました。そのため、受験勉強を進めるあたり、スピーキングの力を養うことが重要になっています。
ところが、文部科学省の令和元年度「英語教育実施状況調査」では、全教員のうち、英検で準1級レベルの英語力に達している教員の割合は2018年で約1.2%という結果が出ています。学校の授業だけで話す力を高めることは、かなり難しい現状があります。
小学生が学校で英語を教えてもらえるなら、わざわざ他で学ぶ必要はないと思う人もいるでしょう。ここからは、学校以外でも英語を勉強したほうが良い理由について解説します。
学校ではじめて、アルファベットに触れた、というように英語を学び始めるタイミングが遅くなると、なかなか理解できないことに焦り、無理やり学習させられているような感覚に陥りやすくなります。すると苦手意識が生まれてしまい、「英語は難しい」というイメージが定着してしまうかもしれません。小学生の段階でそのような状況になると、中学生や高校生になっても容易にはイメージを払拭できないでしょう。学校以外でも学習の機会を得、先取りでしっかりと学んでおくことで、このリスクを回避できるようになります。また、未就学や小学校1~2年生といった早い段階で英語に親しんでおくと、その分緩やかに、余裕を持ったペースで学ぶことができるため、英語を好きになる可能性も高まるのです。
いきなり英語を勉強の対象として認識すると、学習の際に「できない」「わからない」といった後ろ向きな気持ちにつながります。その一方で、まだ勉強として本格的に始まる前の時期であれば、遊びやゲームの延長のような、「楽しいもの」として英語と接することが可能です。また、成長するにしたがい、スピーキングが上手な人と自分を比較するようになりがちですが、そのような意識がまだ小さい頃に英語を学びはじめれば、恥ずかしがらずにネイティブの発音を真似できます。
英語を学校以外でも学習しておけば、先取りをして、授業に参加できる可能性が高まります。また、もしわからない、できないことがあってもリカバリーできるので、授業で取り残される可能性は低くなります。授業で活躍できる、ついていけることで、自分に自信を持ち、英語を学ぼうとするポジティブな姿勢が生まれやすいです。そうなると、学校以外で英語に触れる時間も増え、さらにレベルアップできるという良いサイクルが生まれやすくなります。一般的に、子どもはモチベーションによって学びの効率が大きく変わりますので、こうして学校の授業についていくことによって、モチベーションが高まることはメリットに他なりません。
また、一口に小学校といっても、英語教育のレベルにはばらつきがあります。学校についていける、というだけで安心することはできないと感じる方も多いようです。そのような場合でも、学校以外で英語を学んでいることで、子どもの力を客観的に把握することができます。そのように、学校以外でも英語をしっかりと学べる場を持つことは、英語の学力向上のみならず、中学進学に向けて、お子さまの英語力を把握し、かつ学校の授業をリードできる、又はついていけることで、モチベーションの面でもよい効果が期待できます。このような成功体験があれば、中学進学以降難しい内容に触れた際にも、それを乗り越える原動力となるでしょう。ですので、少なくとも小学校で英語の授業についていくことは不可欠なのです。
子どもは英語に対する先入観が少ないことが多く、一般的に大人より聴覚が敏感なので、耳から入ってくる情報を十分に吸収することが期待できます。
よって、成長段階でネイティブスピーカー化、それに近い発音に触れる機会が多ければ、その分だけきれいな発音を身につけやすくなります。子どもは大人の真似が好きなことが多く、聞いた音声をそのまま自分も出そうとするので、スムーズに上達するケースがよくあります。つまり、ネイティブスピーカーに近い発音に触れ、真似ができる機会をたくさん提供することがポイントで、そのために学校以外の学習も必要になるというわけです。
なお、英語はアクセントやリズムが日本語とは異なるため、日本語だけに慣れて育ってきた人は不自然な話し方になりやすいです。いわゆる「日本語英語」であり、ネイティブスピーカーには聞き取りづらいものになります。小学生の頃から英語に触れておくと、そのような状態に陥ることを回避し、英語ならではの発音を無理なく定着させられる可能性が高くなるのです。
小学生として過ごす期間は6年もあり、学年ごとに適切な勉強法は異なります。ここでは3段階に分けて説明するので、それぞれの要点を把握しておきましょう。
小学1~2年生といえば、まだ日本語の使い方も十分とはいえない段階です。そのため、文法などの仕組みを中心に英語を教わっても、うまく理解できないケースがよくあります。その対策として、自然と興味を持つように誘導することが大切です。たとえば、子どもが好きそうな英語の絵本を読み聞かせるという方法があります。読み聞かせといっても、子どもが英語を聞き取れる必要はありません。イラストに注意が引き付けられ、それらを見ているだけでも大まかにストーリーを理解できます。リスニングではなく、あくまでも楽しみながら英語に触れさせることが目的です。
なお、保護者が英語の発音に自信がない場合は、映像コンテンツを活用して学ばせることも有効な手段です。たとえば、動画配信サービスには幼児向け英語学習チャンネルがありますし、DVDによる外国のアニメなどの視聴も効果的です。
これから英語の学びをスタートするのであれば、アルファベットを書く練習もこの時期に適しています。小学校でひらがなや漢字を習い始めたこともあり、同じような感覚でスムーズになじめる子どもが多いです。また、聞いたこと、読んだことをそのまま覚えてしまえるのも小学1~2年生の特徴です。読み聞かせた内容や日常会話の中から、短いフレーズのものを教えていくと良いでしょう。
小学3~4年生では、スピーキングの基礎固めとしても、フォニックスを学ばせると良いでしょう。理解力も高まるこの年代に音声と文字に関する規則を知ることで、発音の正確性を大きく高められます。聞いて真似をするだけの段階から、アクセントなども自分で調整できるようになるのです。こうして英単語の発音が上手になったら、次は英文の音読にチャレンジさせます。ただし、難しすぎるものを選ばないように注意しなければなりません。初歩的な英単語で構成されているシンプルなフレーズが望ましいです。そのための教材を用意するなら、手本となるCD付きの本を選ぶと学びやすくなります。
また、小学3~4年生は英単語の覚えはじめに適した時期です。アルファベットとフォニックスを習得することで、口に出し、耳で聞きながら視覚と聴覚の両方で効率よく単語をマスターできます。この際、暗記カードを作成しておくとどれだけ覚えられたのかチェックが可能です。表に英単語を書いて、その裏に日本語訳を記載することで、瞬時に確かめられるようにします。なお、習得の目標として600~700語を設定しましょう。
小学5~6年生になったら、中学校入学後の学習も想定した勉強法に切り替えることが大切です。たとえば、中学校では長文読解や英文作成の問題も出題されます。英語の「読み」「書き」にスムーズに移行する中で、子どもにあった形での英語の読書を勧めることが効果的です。小学3~4年生で基礎的な英単語をしっかり覚えておけば、児童向けの英語の本をある程度は読めるでしょう。子どもの関心が強い分野に着目し、現状のレベルに合った本を与えることが基本です。先を知りたいと思えば、多少苦労をしながらでも自力で読み進めるようになります。また、知っている英単語が多く出てくると、自分の成長が感じられて学習のモチベーション向上につながるのです。
英語で日記をつけることも有効で、続けるにしたがって、英文の書き方に慣れていきます。いきなり複雑な英文に挑戦すると、時間だけが過ぎて達成感を得られません。短くて簡単な文章を連ねる形式から始めるのが無難です。一方、スピーキングに関しては、まず自己紹介を行えるようにします。そこから日常生活に関する身近な内容につなげるなど、自然な流れで話すと練習しやすいです。以上をこなせるようになったら、身についた力を確かめるためにも英語の資格試験を受けることも視野に入れましょう。
小学生に限らないことではありますが、やみくもに机に向かわせても学習する効率は上がりません。どうすればスムーズに学習できるのか以下に詳しく紹介します。これらのポイントをしっかり押さえておきましょう。
小学生は「やらなければいけない」という動機よりも、「やりたい」という動機が強いことが多く、強引に英語を勉強させた場合、強い拒否反応を招いてしまうことがあります。また、「難しい」「つまらない」と思ってしまうと、苦手意識が芽生えてしまいます。そのリスクをなくすためには、英語に触れる際に楽しいと感じられるような工夫をしましょう。英単語などの暗記でも、遊びの中にうまく取り入れれば、無理なく覚えられる可能性が高まります。たとえば、「山手線ゲーム(同じ仲間のものを順番に答え、答えられなかった人が脱落する下ようなゲーム)」などのシンプルな言葉遊びを英語で行うだけでも良いでしょう。また、「ババ抜き」や「神経衰弱」などのゲームも、英語でしか駆け引きできないルールにすると、良質な英語の練習に早変わりです。
この他にもパターンは多くありますが、いずれにせよ子どものやる気を刺激することが重要です。最初は遊びたいという動機でも、積極的に英語に触れるようになれば、上達が早まることを期待できます。
英語は日本では学校の教室で学ぶことが多いですが、本来はコミュニケーション用のツールです。日本語と同様に、実際に使いながらマスターしていくのが理想です。これを実現するには、日常的に英語でやり取りできる環境を用意する必要があります。そう言われるとハードルが高いように感じるかもしれませんが、小学生が相手なら英語が得意でなくても相手は可能です。簡単なあいさつを交わすだけでも良いですし、英単語を言い合って意思を伝えるだけでも構いません。
英語を聞くことや読むことは重要ですが、それだけで話せるようになる人は少ないです。コミュニケーションのレベルに関係なく、実践の機会を増やすことがポイントになります。たどたどしくても言語として機能していれば、勉強という意識をあまり持たせずに学ばせられるでしょう。
小学生が英語を学ぶ際、4技能のどれかに偏りがちなので注意しましょう。特に多いのは、リスニングやリーディングといったインプット系の技能が中心になるケースです。本やCDなどの教材ばかり使用していると、そのような状態になりやすいです。反対に、ライティングやスピーキングといったアウトプット系の技能に関しては、自宅で磨くのが難しいケースもよくあります。なぜなら、子どもの表現が適切なのか判定し、間違っている場合は正解を説明する必要があるからです。
上記の指導は十分な英語力がないと難しく、子どもとじっくり向き合う時間も必要になってきます。親にそのような余裕がないなら、別の手段で4技能をバランスよく育てなければなりません。たとえば、英語教室に通わせ、カリキュラムにしたがって学ばせることも有効です。
英語は一朝一夕で身につくものではありません。短期間だけ集中的に学習しても、記憶として定着しにくいため、根本的な英語力の向上は望めないでしょう。語学をマスターするには、勉強や実践を習慣化して、経験を積み重ねていくことが大切です。短絡的に結果を求めると、なかなか成長を実感できず、焦る気持ちが強くなるというリスクもあります。モチベーションの低下を招きかねないので、この兆候があるなら学習のスタイルを改めることが必要です。長期的な視点で学習が継続できるように配慮しましょう。
自宅学習だけでは、小学生の英語力を十分に伸ばすことは難しいことも多いです。そのような不安を払しょくしたいなら、やる気スイッチグループの子ども英会話教室WinBeで学ばせることをご検討ください。人間の自然な言語習得プロセスに沿って無理なく学べるようにコースやカリキュラムが設計されています。英語の4技能を総合的に習得できますし、もちろんフォニックスの学習も可能です。少人数制や担任制を採用しているため、子ども一人ひとりに適したレッスンが提供されます。ネイティブ講師とのコミュニケーションという実践練習も可能ですし、定期的な復習テストもあり、学習内容の定着度を測れることもメリットです。
小学3年生からの英語教育がスタートした影響で、早い段階で英語力を高める必要性が増しています。実現する手段としては、学校以外の場所でも勉強することが基本です。メインとなるのは自宅学習ですが、スピーキングなどに関して、親では対応しきれない可能性があります。英会話教室も利用して、実践的なトレーニングを積むことが効果的です。WinBeは無料体験レッスンを実施しているので、お気軽にお申し込みください。
執筆者:子ども英語・英会話教室WinBe コラム編集部
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